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「冬のがっこう2018」レポート Part.3

こんにちは!

コミュニティづくり担当の長尾です。

3月4日(土)に、「冬のがっこう」が開催されました。

今回は「午前中の活動大人編 味噌作りスペシャル」です。

「さくほde暮らす」のあとは、実際に佐久穂(学校のある大日向地区)にお住いの方々と「味噌作り」にチャレンジです。

今回は佐久穂町で「町民キッチン」を運営する一般社団法人アンテナさくほさん、ジーバ共和国のみなさん、そして大日向地区の方々に多大なるご協力を賜りました。この場を借りて御礼申し上げます。

まずはお手伝いくださる皆さんをご紹介。

 

ずらっと11人。

地区には同姓の方が多いので、下のお名前でお呼びします。
「まもるさん」とか「よしこさん」とご紹介すると、自然に笑みが生まれます。
大日向には「小須田さん」が多いのですが、今回お手伝いいただいた11人のうち、6名が小須田さんでした。

 

味噌作りは大きく5つのパートで進みます。

 

1.もどす…大豆を洗い、水に漬けて戻す
2.煮る…大豆を煮る
3.潰す…柔らかくなった大豆を潰す
4.混ぜる...潰した大豆と麹と塩を混ぜる
5.醸す...保管容器に移し、発酵させる

 

前日、給食室の大鍋に漬けておいた大豆をぐつぐつ煮ます。

 

いくつかのお鍋に分けて冷ましておきます。
ここまでが下準備。

味噌作りの進行は、スタッフの塚原さんが司会をつとめます。
塚原さんは昨年11月、鳥取県から佐久穂町に移住し、財団の協力スタッフとして動いてくれるナイスガイ。

 

地域の方との事前の調整や、味噌作りのための下準備をしてくれました。

 

5つのテーブルに分かれて柔らかくなった大豆を潰します。
手作り味噌、の醍醐味かもしれません。
とっても良い香りがする大豆を、みんなでえいえいと潰していきます。
温かくて柔らかくて気持ちが良いのです。

 

かたまりが残らないように、みんなで声を掛け合いながら、地域の方ともおしゃべりをしながら潰していきます。
身体の距離が近くなると、気持ちの距離も近づいていく感じがしますね。

 

さくほジーバ共和国の小須田さんも、楽しそうに嬉しそうに「手作り味噌っておいしいんだよう!」と力説します(笑)
僕はこの小須田さんの優しい笑顔が大好きです。

 

潰した大豆をおにぎりサイズのかたまりにして

容器に隙間なく詰めて、消毒液をかけます。

後はそれぞれのお家に持って帰り、「発酵」が始まるのを待ちます。
この時期に仕込むと、食べられるようになるのは半年後の9月。
秋にはおいしいお味噌の出来上がりです。

 

 

イエナプラン20の原則の1つに、こんなフレーズがあります。

 

「わたしたちはみな、自然の恵みや文化の恵みとを、未来に生きる人たちのために、責任を持って使うような社会を作っていかなくてはなりません。」

 

味噌をつくる、という一見シンプルな営みですが、大豆も塩も麹も、そして酵母も自然の恵みです。

そして、「発酵」という工夫は、日本の文化でもあります。
誰かに与えられたものではなく、自分たちで作ったものには愛着が湧くと思います。
「責任を持って味噌を使う」というのもおかしな表現ですが、体験を通して学んだことは新たな興味や好奇心を生み出し、「自分たちでつくった味噌」は各家庭で大切に扱われるようになるのではないでしょうか。

 

 

「醸す」という言葉があります。
辞書によると、2つの意味があります。

1 麹 (こうじ) を発酵させて、酒・醤油などをつくる。醸造する。「酒を―・す」
2 ある状態・雰囲気などを生みだす。「物議を―・す」

 

新しい学校をつくる、というプロセスに地域の方や保護者がともに関わることで、「みんなの学校であること」が醸されていくのかもしれません。
「何かをいっしょにつくる」というのは、味噌であれ学校づくりであれ、そこに参加することができれば自然と「協働」が生まれるのだと思います。

 

味噌作りが一段落して、各テーブルで地域の方とお茶を飲みながら一息ついておしゃべりしているところに、午前中のブロックアワーの活動を終えた子供たちがランチルームに戻ってきました。

 

 

Part.4は子供たちの午前中の様子をお伝えします。